イチロー、3出塁に惜しい犠飛 地元メディア「わずかに満塁弾逃した」
2打数1安打2四球1打点1得点の活躍、歴代2位カッブにはあと3本
マーリンズのイチロー外野手が11日(日本時間12日)、本拠地でのレッドソックス戦に「7番・ライト」で先発出場し、2打数1安打2四球1打点1得点と活躍した。2-4で迎えた7回1死満塁の場面では大きな当たりの犠牲フライを放ったが、地元メディアはこの一打について「グランドスラム(満塁弾)を逃した」と伝えている。
背番号「51」の4打席目は大きな見せ場となった。2点を追う7回、1死満塁の大チャンスで相手中継ぎオガンドの96マイル(約155キロ)の速球をイチローがフルスイングすると、地元テレビ局「FOXスポーツ・フロリダ」の実況は興奮気味にまくし立てた。
「そして、イチローです。ライトに深い。カスティーヨが下がる。キャッチした。ギレスピーは一塁にとどまったが、みんなセーフ。得点が入りました。イチロー、力こぶです」
ライトに深く伸びた打球は、広いマーリンズパークのフェンス手前でカスティーヨにキャッチされたが、三塁走者のディエトリックは悠々ホームイン。二塁走者のボーアも三塁に進んだ。
これで1点差に迫ったものの、惜しくも満塁弾にはならなかった。すると、反撃の狼煙を上げるレジェンドの一撃を、FOXフロリダの解説者はリプレーとともに実に名残惜しそうに振り返った。