【高校野球】日ハム西川が語る恩師の素顔 智弁和歌山・高嶋監督の「強烈な思い出」とは
「妙に説得力」があった恩師の助言
高嶋監督は、甲子園ではベンチ前で仁王立ちして選手を鼓舞した。教え子の西川は、母校の試合をテレビ観戦する時には恩師のその仁王立ちの角度が気になっていたという。「ホンマに倒れるんじゃないか、と心配でした。(甲子園前には家族を通じて)栄養ドリンクを差し入れさせてもらいました」と振り返る。
「怖そうに見えますが、グラウンドを離れれば、普通のおじいちゃん。怒る時は怒るし、厳しい時は厳しかったですが、どこにでもいるおじいちゃんです。(プロ入り後は)『(ソフトバンク左腕の)森福を打ちたいんだったら、森福の年俸(1億6000万円、西川は4800万円)を超えたら簡単に打てるよ』と。妙に説得力がありました」
名将の教えを胸に、日本ハム3年ぶりのリーグVへ向けて力を注いでいく。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count