イチロー、歴代2位カッブ超えへ上り調子 田澤から「弾丸のようなヒット」
3度出塁に大きな犠飛で存在感、地元メディアも「なんて夜だ!」
マーリンズのイチロー外野手は11日(日本時間12日)、本拠地でのレッドソックス戦で2打数1安打2四球1打点1得点と活躍した。レッドソックスは、右手首骨折で離脱した上原浩治投手に代わり、田澤純一投手が9回にクローザーとして登板。その田澤からレフト前ヒットを放ち、メジャー通算3000本の金字塔まで残り90本と迫った。
この日は存在感を見せたイチローについて、地元メディアは「何て夜だ!」と称賛。試合はマーリンズが延長10回に1点を奪い、5?4のサヨナラ勝ちで2連勝を飾っている。
上原の離脱で守護神に任命された田澤に貫禄を見せつけた。9回1死一塁の場面で打席に立ったレジェンドは、1ストライクから95マイル(153キロ)の直球を完璧にとらえる。強烈な打球で三遊間を抜き、レフト前に運んだ。
3-4と1点を追う状況で、チャンスを広げる一打。その状況に興奮気味となった地元テレビ局「FOXスポーツ・フロリダ」の実況は、イチローの鮮やかなヒットをこう伝えた。
「イチロ~、レフト前のライナーでヒット。何て夜なんだ、イチロー! これで一、二塁です。2四球、犠牲フライに続き、9回に弾丸のようなヒットを放ちました。サンドバルにはノーチャンスでした」