岩隈久志、8月調子上げノーノー達成 会場の「クマコール」&家族に感謝

8月は3試合で2勝0敗、防御率1・46

「最終回マウンドに上がってから1人1人という感じでいこうと決めていました」

 こう語った岩隈は強打者がそろうオリオールズ打線をアグレッシブな投球で封じ込めた。今季、前半戦は右広背筋を痛め故障者リスト(DL)入りも経験したが、復帰後は8試合の登板のうち5試合でクオリティー・スタート(QS、6回以上を自責3以内)でゲームを作り、4勝をマーク。8月に入ってからの3試合では2勝0敗、防御率1・46とさらに調子を上げている。

「とにかく先頭打者をしっかり取っていこう、自分のピッチングと、らしさを出していこうと全力でいきました」

 インタビュアーから最初に誰に喜びを報告するかと問われた際は、この日セーフコ・フィールドで圧巻のピッチングを見守った家族の名前を挙げた。

「家族は今日見に来てくれた。すごく心強かった。今日は本当にたくさんの方の応援のおかげでノーヒットノーランをさせてもらった。感謝の気持ちでいっぱい」

 そう語ると、会場は再び拍手に包まれた。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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