320日ぶり勝利への鍵 ブルペン生活後の日本ハム斎藤佑樹に「3つの変化」
「『先を見ないで』という気持ちは強くなった」
(1)配球 持ち球をすべて使って打ち取る投球だったが、中継ぎ経験後は調子のいい球を優先して使うようにしたという。8日の楽天戦ではカウント球から決め球のフォークを多投した。
斎藤「先発だったら、持ち球の全部をうまく使おうという考え方だった。でも、今は得意な球から使っていくことを優先する。アウトを取ることを優先して投げる。これは中継ぎで特に感じたことです。先発で長いイニングを投げるのは難しいですけど、その延長だなと思います。自分の使える球を使っていく」
(2)ペース配分 ブルペンを経験する前は先発では長いイニングを投げることを想定してきたが、序盤からペース配分を考えず飛ばしていくようになった。
斎藤「出来ることをやるしかないんですけど、先を見ないで、1人1人抑えていくだけです。(先発再転向後に2軍で)そういう風に投げて、いい結果だったことが多いので。『先を見ないで』という気持ちは中継ぎを経験してから強くなったと思います」