広島また…今季25度目の1点差負け 緒方監督「ひとつのミスが失点に…」
7回好機で前田に代打、指揮官「勝負にいった」
広島は15日、マツダスタジアムで行われたDeNA戦に1-2で敗れた。決勝点はバッテリーミスが絡んだもので、今季25度目の1点差負けとなった。
「ひとつのミスが失点につながったということ。最後の最後に出てしまったね」
試合後、緒方監督は残念そうに敗因を語った。
9回表、同点の場面で抑えの中﨑を投入したが、1死一塁の場面で石原に代わってマスクを被った會澤がパスボールで走者を進め、ロペス、バルディリスの連打で決勝点を奪われた。2ストライクと追い込んだ後、低目の変化球を後逸したプレーが、その後の投球に影響したことは明らかだった。
7回には2死一、三塁のチャンスで、好投の前田に代打・松山を起用。緒方監督が「勝負にいった」という采配だったが、勝ち越すことはできなかった。
残り40試合、首位との差は5・5ゲームのままと苦しい状況は変わらない。指揮官は「1戦1戦、ベンチ総出で戦っていくだけです」と前を向いたが、今季の接戦での弱さを再確認させられる試合だった。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count