マ軍番記者が球団に再契約のススメ イチローを残すべき4つの理由とは
「イチローのような将来殿堂入りする男の居場所は間違いなく存在する」
メジャーには登録選手枠が存在する。時にベテランの存在はマイナーで研磨する有望な選手が昇格する上での障害となるが、記事では「メジャーでのトッププロスペクト(有望株)昇格を妨げるものではない」と指摘。マーリンズのレギュラー外野手トリオは、平均年齢が開幕の時点で24歳だっただけに、イチローがいてもプロスペクト(有望株)への影響は少ないようだ。
今季開幕前の時点では、4番目の外野手として加入したイチローに対するプレー機会を危惧する声が多かった。ただ、主砲スタントンは骨折で6月26日から戦線離脱。今季序盤にヘルニアで故障者リスト(DL)入りしたイエリッチは、右膝の打撲で再び離脱した。不調で3Aニューオリンズでの調整を命じられていたオズナが、その代わりにようやく再昇格したが、レギュラー同士が入れ替わるという皮肉な結果となった。
代打出場の多いイチローだが、110試合出場はチームでアダイニー・エチャバリア遊撃手の113試合に次ぐ2位。フリサロ氏は、今オフのマーリンズ最大の補強ポイントは投手の整備だとして、「外野手の選手層を心配する必要はない」と指摘する。
「2016年についての計画に関していえば、優勝争いに加わるチームになろうと苦闘するチームにとって、イチローのような将来殿堂入りする男の居場所は間違いなく存在する」
記事では、最後までイチローの来季マーリンズ残留を後押ししている。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count