広島・福井が今季最多124球で自己最多タイ8勝 「気持ちを出してしまった」
新人の2011年に並ぶ最多8勝、「気持ちを出し過ぎるのは良くないけど…」
広島・福井優也投手が16日、自己最多タイの8勝目(3敗)を挙げた。
DeNA戦(マツダスタジアム)に先発し、最速147キロの力のある直球で攻めた。1、2回と2イニング連続で3者凡退スタート。4回は先頭・山崎幸の右翼線二塁打、筒香の四球で1死一、二塁とされたが、ロペスを146キロ直球で遊ゴロ併殺打に打ち取った。
5回は1死三塁から嶺井の二ゴロの間に1点を返され、2点差とされたが、球威のある直球は衰えない。8回2死から乙坂の四球、山崎幸の右前打で一、二塁とされたところで2番手・大瀬良にバトンタッチ。7回2/3で3奪三振、4四球、3安打1失点。今季最多124球の熱投で、新人だった2011年に並ぶ8勝目をつかんだ。
――序盤から直球で押していた。
「自分でいけるところまでいこうと、初回から飛ばしていきました」
――今季最多124球の熱投だった。
「8回に疲れが出てしまって、大瀬良に代わってしまいましたけど、それまではしっかり投げられましたと思います」
――野手陣の好守、打線の援護もあった。
「先制点も取ってもらって、いっぱい助けられました。すごく楽に投げられました」
――マウンドで気持ちを表現する場面が目立った。
「気持ちを出し過ぎるのは良くないことですけど、今日は出してしまいました」
――気持ちが出てしまったのは?
「打たれたくない気持ちが強いのと、チームを勝たせたい気持ちが強かったので、(気持ちが)出てしまったんだと思います」
――新人時代に並ぶ自己最多タイの8勝目だ。
「まだまだだと思うので、これからも勝ち続けたいと思います」
――マツダスタジアムには3万816人が集まった。最後に広島ファンへ。
「まだまだ暑い日が続きますけど、もっと上を目指して頑張っていきましょう。応援よろしくお願いします」
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count