日ハム大谷は「代打の神様」!? 際立つ勝負強さ、驚異の代打成績とは
大谷はなぜ代打で好成績を残せるのか?
大谷本人は、この勝負強さをどう考えているのか? 以前、代打での心構えを、こう明かしていた。
「代打でも、どんな場面でも仕事するのが大事。相手投手のデータを含め、最善の準備をして打席に臨むこと。あとは自分が打てる球をしっかり打ちにいくだけ」
打席前に準備をすませ、好球必打で打席に向かう――。シンプルな考えが、代打での好成績につながっている。
大谷は自己最多12勝目&パ・リーグの敵地制覇をかけ、18日のロッテ戦(QVCマリン)に先発する。ここまで「投手・大谷」は11勝(3敗)、防御率2.28、139奪三振、2完封勝利、勝率7割8分6厘と「投手5冠」だ。
今季は投手での成長に注目が集まる。確かに、打者としては打率2割2厘、5本塁打、16打点と厳しい数字が並ぶ。ただ、昨年8月17日までの打撃成績も打率2割7分4厘、6本塁打、24打点だった。大きく落ちているのは打率だけで、2年連続の「10勝&10本塁打」も不可能な数字ではない。
「代打・大谷」のひと振りが、リーグ連覇へ独走する首位・ソフトバンクを脅かすかもしれない。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count