2度目の脳震盪でDL入りした青木宣親 何としても避けたい「3度目」の再発
復帰へ必要な「より慎重な対応」
ジャイアンツの青木宣親外野手が12日(日本時間13日)のカージナルス戦で2度目の脳震盪の症状を訴え、翌13日(同14日)から7日間の故障者リスト(DL)に入った。復帰は最短でも20日(同21日)で、現在は調整を続けている。
ジャイアンツは公式ツイッターで「アオキは7日間の脳震盪による故障者リストに入りました」と発表していた。そもそも、青木は9日(日本時間10日)のカブス戦で3回にジェイク・アリエッタの148キロのカットボールを頭部に受けて途中交代。ボールがヘルメットの右側に直撃し、そのままベンチに下がった。ただ、チームがオフとなった10日(同11日)にMLBの定める脳震盪テストを受け、これをクリアしていた。
12日(同13日)のアストロズ戦では「1番・レフト」で先発復帰したが、脳震盪の症状が出て途中退場。守備で好捕を見せた後、フェンスにぶつかっていた。この時の軽い衝撃が脳震盪の再発を生んだ可能性もある。短期間に2度の強烈な衝撃が頭部に加わり、脳震盪となると「セカンド・インパクト症候群」と呼ばれ、生命を脅かす危険性も出てくる。
2度目の発症となった青木の後遺症などのリスクについて、サッカー元日本代表MF中村俊輔(横浜Fマリノス)の専属トレーナーなどを務める入船しんもり鍼灸整骨院の新盛淳司院長に聞いた。