巨人・菅野が気迫十分、涙の完投　母校の全国Vに花添え「意地見せられた」

東海大相模が45年ぶり2度目の夏の甲子園V、「後輩たちの活躍が自分の励みに」

　同い年の女房役・小林とのコンビで掴んだ大きな1勝。それだけに「悔しい気持ちは小林も一緒だったと思うので、シーズン序盤から苦しい場面がたくさんありましたけど、2人で乗り切って、ここまで来られたと思うので、しっかり今日喜びを分かち合って、強いバッテリーを目指してやっていきたいと思います」と誓った。

　3・5ゲーム差をつけられていた阪神に3連勝し、0・5ゲーム差まで迫った。しかも、この日は母校の東海大相模が夏の甲子園で45年ぶり2度目の全国制覇を達成。何としても後輩たちに続きたかった。

「（決勝の）試合結果は気にして見てたんですけど、本当に後輩たちの活躍が自分の励みにもなって、今日は絶対に負けてられないなという先輩としての意地を見せたいと。意地を見せられて良かったです」

　母校の快挙に華を添え、優勝へ向けてもあまりにも大きな意味を持つ1勝。菅野の気迫が貴重な勝利を手繰り寄せた。

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フルカウント編集部●文　text by Full-Count