イチローは3試合ぶり無安打も美技 “史上8人目”の通算2000得点にも「2」

日米通算1998得点でメジャーでも7人しかいない金字塔は目前、マーリンズは逆転負け

 マーリンズのイチロー外野手は22日(日本時間23日)、本拠地でのフィリーズ戦に「2番・ライト」で先発出場し、3打数無安打1四球だった。3試合ぶりにノーヒットに終わったものの、3回に四球で出塁して生還。日米通算1998得点目をマークし、2000得点に「2」とした。マーリンズは同点の9回に守護神ラモスが2本のソロを浴び、2-4で敗れた。

 イチローは初回、無死走者なしで相手先発ハラングの前に投ゴロに倒れた。

 3回は1死一塁で打席へ。2球目にゴードンが二盗に成功し、相手捕手の悪送球も重なり1死三塁とチャンスが広がった。ここで3ボール1ストライクから四球を選ぶと、その後、2死満塁となり、ディートリックのツーベースでイチローは二塁から生還。マーリンズは2点を先制した。

 さらに、5回には守備で魅せる。先頭のアルテールのライト線へのフライを追ったイチローは、フェアゾーンのギリギリでスライディングキャッチ。華麗な守備で本拠地マーリンズパークを沸かせた。

 その裏には1死走者なしで二ゴロ。マーリンズは8回に2点を奪われて同点に追いつかれたが、イチローは8回、1死走者なしで投ゴロに倒れる。すると、9回には守護神ラモスが2本塁打を浴び、2-4で敗れた。

 イチローは3打数無安打1四球で打率2割6分2厘。2試合連続でマルチ安打をマークしていたが、3試合連続安打はならなかった。

 しかし、1得点を挙げて日米通算1998得点(メジャー1340得点、日本658得点)とし、2000得点の大台まで「2」。日本記録は王貞治氏の1967得点で、イチローは今年4月25日に抜いていた。

 メジャーリーグ史上でも通算2000得点を記録しているのは7人のみ。歴代7位のウィリー・メイズが2062得点で、その次は現役のアレックス・ロドリゲス(ヤンキース)の1986得点。日米通算とはいえ、イチローは“史上8人目”の金字塔に迫っている。歴代1位はリッキー・ヘンダーソンの通算2295得点となっている。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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