西武の高卒新人では松坂以来! ドラ1高橋光がデビュー4戦目でプロ初完封

9回5安打無失点、127球の熱投でプロ初完投初完封、初白星から3連勝

 西武のドラフト1位ルーキー高橋光成投手が23日、本拠地でのロッテ戦に先発し、デビュー4戦目でプロ初完封を飾った。9回6安打無失点5奪三振2四球とほぼ完璧な投球を披露。これまでは初勝利を挙げた9日のオリックス戦での5回1/3が最長イニングだったが、プロ最多の127球で9回を投げ切った。高橋光はデビュー戦こそ黒星だったものの、そこから3連勝。前橋育英高(群馬)で2年夏に甲子園を制した期待の超大物高卒ルーキーが、その能力を存分に見せつけた。

 高橋光は初回、すべてゴロで3者凡退と好スタートを切る。すると、その裏、西武は脇谷のタイムリーで1点を先制した。

 2回、高橋光は先頭のデスパイネを四球で歩かせたが、後続を仕留めて無失点。3回は1死から吉田に内野安打を許したものの、荻野貴を遊ゴロ、鈴木は一ゴロに打ち取った。

 西武はその裏に秋山の3ランでリードを4点に広げる。さらに、高橋光が4回1死一、二塁のピンチを井口を三飛、クルーズを一邪飛に仕留めて切り抜けると、その裏に打線がさらに3点を追加。試合の流れを大きく引き寄せた。

 高橋光は5、6回もランナーを出しながら無失点。7回は2死から中村に当たり損ないのピッチャー内野安打を打たれたものの、田村を中飛に打ち取った。

 8回は3者凡退。9回も無失点に抑えたドラ1右腕が、本拠地初白星をプロ初完投初完封で飾った。西武で高卒ルーキーの完封は、1999年の松坂以来16年ぶりの快挙となった。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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