日本ハム中田が決勝27号2ラン 自己最多まで1本も「何本か考える余裕ない」

自身初の30本も見えてきたが…「ソフトバンクとのゲーム差を縮めることしか考えてない」

 日本ハムの中田翔内野手が23日のオリックス戦(東京ドーム)でシーズン自己最多本塁打まで1本と迫る決勝の27号2ランを放った。

 同点の3回2死二塁で、右腕・吉田一の甘いスライダーを逃さなかった。弾丸ライナーで左翼席へ。チームは5カード連続の勝ち越しを決めた。

 これまで13年のシーズン28本塁打が自己最多。このペースでいけば、シーズン34本塁打。自身初の30本の大台突破も見えてきた。

 栗山監督から「翔と陽岱鋼が打てば、このチームは勝てる」と絶大な信頼を寄せられる4番は、試合後の報道陣の取材には上機嫌で応えた。

――2発を放った13日の西武戦(西武プリンスドーム)以来9試合ぶりの一発。打った感触は?

「(東京ドームは)球場が狭いこともありますし、打った瞬間にスタンドに入ってくれるだろうと思ってました。(感触は)微妙な当たりでしたけど、ここだったら、いってくれるだろうと」

――決勝2ランは初球の甘いスライダーを逃さずに打った。状態が良い証拠か?

「(初回1死一塁で空振り三振した第1打席は)変化球が多かったので。(オリックス捕手の)山崎さんは、初球は変化球で入ってくるだろうと読んでました。甘い考えではありますけど、これがはまってくれた。自分の待ってた球がドンピシャで来てくれた」

――18日のロッテ戦(QVCマリン)から26打数7安打の打率2割6分9厘、1本塁打、5打点だが、バットの芯で捉える打席が増えた。

「(本塁打は)今日の1本だけなので何とも言えないが、今日は久々に気持ち良く振り切れた。ここ最近は打席でも積極的に振れてきている。気分も乗ってくれば、もっともっとチームに貢献できる打撃が出来ると思います」

――13年にマークした自己最多28本塁打へ1本に迫った。

「正直、(自分が打った本塁打が)何本か考える余裕もない。これだけソフトバンクと差もある。今は、ソフトバンクとのゲーム差を縮めることしか考えてないです」

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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