広島・黒田、苦しみながら気迫の8勝目　「（前日の）福井に勇気づけられた」

相手の拙攻にも助けられ「今日はツイていると自分に言い聞かせて投げた」

　広島は23日、マツダスタジアムで行われた巨人戦に2－1で勝利した。今季初の中4日での先発となった黒田が、7回1失点の好投で8勝目をマークした。

　日本復帰後、初の中4日での先発は苦しい投球となった。

「今日はランナーを出しても点を与えなければいいと思って投げた。打たれても自分の中で受け入れて、次のバッターに対峙できた」

　初回から1死一、三塁のピンチを作るなど、7回まで打たれたヒットは8本。4イニングで無死から走者を出したが、犠牲フライによる1点のみで抑えた。相手の拙攻にも助けられた。

「後半は甘い球をきっちり捉えられていたが、ラッキーなプレーもあった」というように、巨人は送りバントの失敗や牽制死など、攻撃面でミスを連発。「今日は絶対にツイていると自分に言い聞かせて投げた」と、笑顔も見せた。