ソフトバンク上林、プロ初本塁打が逆転満塁弾 「積極的に打ちにいった」
甲子園準優勝の仙台育英高出身の20歳、プロ9打席目で「直球に狙いを絞って」初本塁打
ソフトバンクの高卒2年目、上林誠知外野手が25日、本拠地でのロッテ戦でプロ初本塁打となる逆転満塁ホームランを放った。
6回表に3点を奪われて逆転を許し、3-4で迎えた6回。2死満塁で打席に立った上林は、3ボール1ストライクから相手先発イ・デウンの直球を完璧に捉えた。打った瞬間にそれと分かる打球は、ライトスタンド中段に着弾。ヤフオクドームが沸騰する中、ダイヤモンドを一周した。
今年5月21日のオリックス戦に1軍デビューを果たした上林は、2試合に出場して2軍に降格。再昇格して今月22日の楽天戦に先発出場し、この日がプロ4試合目のゲームだった。
この試合の前まで6打数無安打1三振だったが、第1打席でプロ初ヒットとなる左前打をマーク。2打席目は一ゴロに倒れたものの、プロ9打席目で飛び出した初本塁打が、値千金の逆転満塁弾となった。
今年の甲子園で準優勝した仙台育英高出身の20歳は「打ったのはまっすぐ。ボール球をうまく見極めることができ、いいカウントになったのでストレートに狙いを絞って積極的に打ちにいきました」とコメントした。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count