【小島啓民の目】米国の3連覇阻止が期待されるU-18代表、日本が世界に誇れる精神とは
小笠原、平沢、オコエ、清宮ら擁する日本はアメリカの3連覇を阻止できるか
野球のU-18ワールドカップが甲子園、舞州で8月28日~9月6日の日程で開催をされます。日本代表は、先の夏の甲子園で活躍をした東海大相模の小笠原慎之介、仙台育英の佐藤世那、平沢大河、関東一のオコエ瑠偉、早稲田実業の清宮幸太郎ら20名の選手が選出されました。
この世界大会は、IBAF(国際野球連盟)が主催をし、27回目を数えます。第25回大会、第26回大会とアメリカが連覇、今大会は3連覇がかかっており、そのアメリカの3連覇を日本が阻止できるかというところが興味深いですね。
2013年に台湾で開催された第26回大会では、安楽智大(楽天)、山岡泰輔(東京ガス)、森友哉(西武)等を中心として、決勝まで進み、アメリカに惜敗。2位となりました。
2012年に韓国で開催された25回大会では、藤浪晋太郎、北條史也(阪神)、大谷翔平(日本ハム)、森友哉など高校からプロ野球へ進んで即戦力として1年目から活躍している選手が多く出場しながらも6位に終わりました。
世界大会は、予選ラウンドが2段階で行われ、更に上位チームによるメダルを争う順位決定戦が行われるという複雑な大会形式となっています。短期間にほぼ毎日試合という日程で、トーナメント方式に慣れている日本の高校球児には体力面での不安は拭えません。
私も10数年と世界を相手に戦ってきましたが、日本チーム全般の特徴は、大会滑り出しは好調なのですが、終了に近づくにつれて、集中力、体力が減退し、負けていくということが多いような結果となっています。