優勝&CS争いにも影響 ペナント終盤に救援陣がフル回転できそうな球団は?
ベテランの稼働量が気になる阪神
登板数の多い選手をピックアップしたのが次の表だ。秋吉亮、オンドルセク、ロマン、バーネットらヤクルトの救援投手の名が多いこと、また中日は平均的な起用に見えたが、田島慎二と又吉克樹に偏った起用がなされていることなどが見てとれる。
連日の登板が多かった阪神は呉昇桓が23回と福原忍が18回とリーグで1、2番目の回数を記録していた。福原は38歳のベテランで呉も33歳と若くはない。シーズン終盤の投球に影響が出ないかは少し気になる部分だ。
ソフトバンク、ロッテのダメージが少ない?
パ・リーグは、ソフトバンクの救援投手陣にかかっているであろう負荷の小ささが目を引く。失点率でずば抜けて優れていながら、登板も限定的に抑えられている。先発投手陣の質と打線の安定した得点力の恩恵を受けた形か。
次にダメージが小さそうなのはロッテの救援投手陣か。失点率もリーグで2番目に浮上してきており、シーズン終盤に向け、ある程度頼りにできるかもしれない。
その他の4球団は平均以上の稼働があったとみられ、ここから救援投手陣のパフォーマンスで引っ張って勝ちを積み重ねていくイメージは少し描きにくい。