不振のマーリンズ、来季は本拠地の外野フェンス前進で巻き返し!?
投手は壊滅&打線は貧打、不振の二重構造に陥っているマーリンズ
また、フェンスは11.6~13フィート(約3.54~3.96メートル)。投手有利な構造だが、マーリンズは先発ローテーションが故障やトレードで揃わず、救援陣も今季不振の最大の要因になるほどの壊滅状態。「ピッチャーズパーク」の恩恵に授かれない上に、打席でも長打が生まれにくいという不振の二重構造に陥っている。
昨季の本塁打王で、今季も序盤は快音を響かせていたジャンカルロ・スタントン外野手が左手骨折で6月下旬に離脱したこともあり、マーリンズのチーム91本塁打はメジャー30球団中で29位。ホームでの本塁打数は42本で、インディアンス、アスレチックスと並ぶ26位タイとなっており、下には38本塁打のブレーブス、ジャイアンツしかいない。
「投手はフェンスを後退させたいと思うが、野手は前進させることを期待する。これはオフのテーマだ」
サムソン球団社長はこう語っている。スタジアムの構造変化で、今季不振のチーム復活の一助となるのだろうか。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count