オリックス森脇監督のSA就任の意味は? 問われるチーム強化への“本気度”
9月1日付でシニアアドバイザー就任へ
オリックスは休養中の森脇浩司監督(55)が9月1日付で球団のシニアアドバイザー(SA)に就任すると発表した。
2014年に複数年契約(2年)を結び、本来なら2016年まで監督としての契約が残っていた。6月早々に休養という形でユニホームを脱ぎ、志半ばで現場を去った指揮官。「休養」という言葉だけを見れば再び現場に復帰するのでは、と思う人もいるだろうが、この世界では休養=解任が通例となっている。
SAの役職は残りの契約をつなぐためのものかもしれない。だが、これまでダイエー、ソフトバンクで王監督の右腕、参謀として活躍し、「球界の寝技師」とも言われ大型トレードなど編成面で血の入れ替えを行ってきた根本陸夫の遺伝子を受け継いだ森脇浩司を球団が本気で必要としているなら話は変わってくる。