【U-18野球W杯】高校日本代表が7回コールドで初戦快勝 清宮は1安打2打点、オコエも適時打
先発・上野は6回8K無失点、14-0で7回コールド勝ち
第27回U-18(18歳以下)ワールドカップが開幕し、初優勝を目指す高校日本代表は初戦でブラジル代表に14-0の7回コールドで快勝した。先発の上野が6回までに8三振を奪う快投で無失点。打線は平沢の犠飛で先制すると、その後は着実に加点。注目の清宮は「4番・DH」で先発し、タイムリーを含む1安打2四球2打点。オコエにもタイムリーが飛び出し、快勝した。
日本の先発・上野は初回1死から四球を与えながら無失点に抑える。すると、その裏、先頭のオコエが四球を選び、2番・篠原がライト前に運んで無死一、二塁。ここで平沢がレフトへ犠飛を打ち、オコエが先制のホームを踏んだ。
ここで4番の清宮に初めての打席が回る。篠原が二盗に成功して1死二塁となったが、清宮は3ボール1ストライクから四球を選んだ。続く豊田はライト前に運んで満塁となり、勝俣が右中間を深々と破る走者一掃の三塁打。4点差とした。
2回、上野は四球とヒットで無死満塁とされるも、後続を併殺とレフトフライに打ち取り、無失点で切り抜ける。
その裏、日本は2死一、二塁から平沢がセンター左にライナーを運ぶも、相手センターが飛び込みながらキャッチ。ファインプレーで追加点を阻まれた。
上野は3回、3者凡退の快投を見せる。日本は清宮からの攻撃となったが、中飛。続く豊田は右中間へのツーベースを放ったものの、勝俣、堀内は凡退して無得点に終わった。
4回、日本は1死一塁からオコエがレフト前ヒットを放つと、篠原も四球でつなぎ1死満塁。平沢はセカンドフライに倒れたが、清宮はフルカウントからの6球目を選んで押し出し四球。スーパー1年制が初打点を挙げ、日本に5点目が入った。
日本は5回にも無死二塁から堀内のタイムリーで1点を追加。2死三塁からはオコエにもレフト前へのタイムリーが飛び出す。その後、オコエが二盗に成功し、篠原の遊ゴロを相手がエラー。さらに1点を加えた。
続く平沢が右前打でつなぎ、打席には清宮。ショートへの強いゴロを相手が捕れず、グラブを弾く強襲タイムリーとなった。清宮は初打点に続いて初安打初タイムリーもマークし、日本が9-0と大きくリードを広げた。
6回には杉崎のタイムリーで10点差に。相手のエラーで11点目を奪うと、篠原がタイムリー内野安打を放つ。さらに、平沢のタイムリーで13点目。続く清宮は、無死満塁で空振り三振に倒れた。
しかし、豊田の三ゴロの間に1点を追加。あと1点で試合終了という場面になったが、堀内は右飛に倒れた。
7回、日本は2番手・森下が登板すると、無失点に抑え、7回10点差以上の規定によりコールド勝ち。初優勝へ向け、初戦に快勝した。
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count