【U-18野球W杯】上野が6回無失点、“開幕投手”の大役果たす 「一番大事な試合を任された」

5者連続を含む8奪三振、「真っ直ぐをしっかり投げきれた」

 第27回U-18(18歳以下)ワールドカップが開幕し、初優勝を目指す高校日本代表は初戦でブラジル代表に14-0の7回コールドで快勝した。先発の上野(中京大中京)が5者連続を含む8三振を奪い、6回2安打無失点の快投。“開幕投手”の大役を果たし、日本を好発進に導いた。

 試合後のテレビインタビューでは「初戦ということもあって慎重にいきすぎたかなという初回と2回だったんですけど、3回からはしっかり切り替えて投げることができました」とこの日の投球を振り返った。

 3回途中から5者連続三振をマーク。「3回からは自分の真っ直ぐをしっかり投げきれました」と手応えを明かしつつ「それが最初から出来るように大会期間中に調整していきたいと思っています」と課題も挙げた。

 格下ブラジルが相手とはいえ、チームを快勝に導いた。上野の好投があり、好発進を切れたことは間違いない。上野は「一番最初の一番大事な試合を任されたのは、そこで結果で応えなきゃなと思って、昨日言われたんですが、心と体の準備をしてきたつもりです」とうなずいた。

「1戦1戦しっかり勝つことが世界一につながると思うので、全員でしっかり勝ちにいきます」

 大役を果たした右腕は、初優勝へ向けて、すぐに気持ちを切り替えていた。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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