コミッショナーがネットの必要性を訴えた直後に… また打球がファン直撃

「オーナーに対して、コミッショナー事務局が(ネット拡大へ)完璧な推薦をできる状況を」

 フィリーズも来季、安全ネットの範囲を拡大すると地元メディアが報じていたが、地元テレビ局「コムキャスト・スポーツネット」によると、コミッショナーはこの事実を試合前に否定。「フィリーズの人々と話したが、この問題について即座に前進させる計画はない。これは私だけではなく、全30球団のオーナーにとって重要な懸案事項だ」と語ったという。

 防護ネットの範囲を広げて、観衆の安全を高める措置を進める意欲を示していたマンフレッド氏は「11月に(各球団の)オーナーに対し、コミッショナー事務局が完璧な推薦をできる状況を作ることが、我々のゴールとなる」と強調した。そして、その直後にまたしてもアクシデントは起きてしまった。

 安全ネットの少ないスタンドとフィールドの距離感こそがメジャーの醍醐味の一つだが、事故の頻発からマンフレッド氏は来季にネット導入を強烈に推し進める方針のようだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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