序盤乱調から立ち直って10勝目 田中将大の“修正力”をヤ軍監督も称賛

ジラルディ監督「修正して、調子を上げた」

 この日の7三振はファストボールで5個、スライダーで2個奪った。7回まで100球でストライクは70球。ストライク率は70パーセントでクオリティ・スタート(6回以上を投げ、自責3以内)を達成した。

 試合後、報道陣から「田中は久しぶりに最高のファストボールを見せていたが?」と質問されたヤンキースのジョー・ジラルディ監督は「彼は初回に少し苦しんだ。そこから修正して、調子を上げた。6イニングはいいピッチングだった。彼はいいボールを投げていたと思う。特に2回以降はね」と話し、2回以降立て直した田中の修正力を称えた。

 デビューから2年連続2桁の白星はヤンキース史上8人目、戦後では3人目となった。また日本人では野茂英雄(ドジャース)、松坂大輔(レッドソックス)、ダルビッシュ有(レンジャーズ)以来、4人目。防御率は3・62となっている。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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