【U-18野球W杯】カナダは米ドラ1主砲が一発&ラフプレーも敗戦 「勝てたかが自分の価値」
マーリンズドラ1のネイラーは大暴れも…韓国相手に先発投手が踏ん張れず打線も沈黙
第27回U-18(18歳以下)ワールドカップは29日、舞洲ベースボールスタジアムでカナダ-韓国が行われ、カナダの主砲で、今年6月のドラフトでマーリンズに1位指名されているジョシュ・ネイラー内野手が4打数2安打1本塁打の活躍も、チームは1-6で敗れた。
ネイラーはこの日、1点ビハインドの2回にライトスタンドに同点のソロアーチを放つと、4回の攻防では二塁への危険なスライディングで韓国のショートを負傷退場に追い込むラフプレーを見せるなど、存在感を見せていた。
しかし、先発のマカファーが3回3失点で降板するなど投手陣が踏ん張れず、打線も韓国先発・崔忠然の前に沈黙。前日の台湾戦に続く勝利はならなかった。
敗戦後、ネイラーはラフプレーについて触れることはなかったが、自分のアピールポイントについて問われると、「どのくらい勝てたかどうか。それが自分の価値」と淡々と回答。勝利に徹するプレースタイルを強調していた。
1勝1敗と後がなくなったカナダは、30日にイタリアと対決。主砲は高く評価されている打力でチームをスーパーラウンドに導くことが出来るか、注目される。
【了】
富樫重太●文 text by Shigeta Togashi