ホークス松田が激走で併殺免れ決勝点もたらす 「世界陸上やってるので…」
28号2ラン含む3打点、8回満塁で遊ゴロに全力疾走「100メートル決勝に出たぐらい走った」
ソフトバンク・松田宣浩内野手が29日の日本ハム戦(ヤフオクドーム)で決勝打を含む3打点を挙げ、チームの優勝マジックを19とした。
2点リードの4回2死二塁で有原から左越え28号2ラン。同点に追いつかれた直後の8回1死満塁では平凡な遊ゴロだったが、全力疾走で一塁セーフとなった。併殺崩れの間に三塁走者・今宮が本塁を駆け抜け、それが決勝点となった。
お立ち台では、お決まりフレーズを絶叫した。
――同点の8回1死満塁だった。どんな気持ちで打席へ向かったか?
「前の打者がつないでくれた。僕もつなぐ意識で。とにかく遊ゴロだったので、なんとかセーフになろうと思って。チームのために一塁まで全力で走った。本当に良かった」
――当たりは遊ゴロだった。
「今、世界陸上やっているので、100メートル決勝に出たぐらい(の気持ちで)走った」
――2点リードの4回には28号2ランを放った。
「ボール球で顔付近に来たんですけど、うまく打てたと思います。追い込まれていたんですけど、打った瞬間、入ったと思った。いい追加点になった。日本ハムさんが終盤粘って追いついて、強いなと感じた。でも、ホークスもみんなで頑張って。あとファンのみなさまの後押しで勝てた。今日の勝ちは大きい」
――今年のチームの強さ。
「全員で野球やっている。選手だけでなく、こうやって満員のお客さんが後押ししてくれている。ファンのみなさんと選手が一体となって戦っている。それがいいんじゃないですか」
――優勝マジック19となった。
「1試合1試合大事に戦っている。今日も勝てたので、明日もチーム一丸となって戦っていきます」
――最後にマイクをお渡ししていいですか?
「はい! じゃあ、みなさん、お立ちください。最後は『1、2、3、マッチ』で締めます。1、2、3…マッチ!! どうもありがとうございました!」
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count