楽天・釜田が716日ぶり1軍勝利 「ただいま! 帰ってきました!」
昨年3月に右肘手術、「この試合を求めてリハビリをしてきた」
楽天の釜田佳直投手が29日、716日ぶりの1軍勝利をつかんだ。
西武戦(コボスタ宮城)で685日ぶりの1軍登板。150キロを超える直球を武器に、4回まで3安打無失点。5回に4安打4失点したが、味方の強力援護に守られた。5回1奪三振、3四球、7安打4失点。13年9月18日のロッテ戦以来の復活勝利を挙げた。
釜田は14年3月に右肘の「トミー・ジョン手術」を受けて、昨季は1年間、地道なリハビリに励んできた。
復活を遂げた右腕はお立ち台で満面に笑みを浮かべた。
――久々の1軍登板で勝利投手になった。ファンも待っていた。
「本当に帰って来られてうれしいです」
――どんな思いでマウンドに上がったか?
「手術してから、この試合を求めて、リハビリをしてきた。その思いを1球1球、ぶつけようと思ってました」
――5回4失点。投球を振り返って。
「4回まで何とか粘れたと思うんですけど、5回にちょっとへばってしまった。次は抑えられるようにやっていきたいと思います」
――嶋の3ラン、藤田の満塁弾。味方の援護もあった。
「もう感謝しかありません」
――1年目に7勝を挙げたが、右肘の故障に悩まされてきた。苦しい思いもあった。
「1年目の活躍があったからこそ…それがあったからこそ、戻るためのきっかけになりましたし、こうやって戻って来られて、お立ち台に上がれた。まだ復活とはいかないですけど 、復活出来るように頑張っていきたいと思います」
――ファンへ。
「ただいま! 今帰ってきました! またこれから頑張っていきます! 応援よろしくお願いします!」
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count