岩隈久志、粘りの投球で6勝目 マリナーズ監督「頑張って投げてくれた」

8月は4勝1敗、防御率3・21

 マリナーズの岩隈久志投手が29日(日本時間30日)、敵地ホワイトソックスで今季14試合目の先発登板に臨み、6回途中を7安打6奪三振4四球2失点で抑え、6勝目(3敗)を挙げた。前回のアスレチックス戦は5回に突如崩れてメジャー自己ワーストの7失点でKO。しかし、この日は粘りの投球で白星をつかんだ。

 2回まで無失点に抑えた岩隈は3回、4回と制球が乱れてピンチを招いたが、それぞれ1失点ずつに抑えると、6回途中まで追加点を許さなかった。1試合4四球は自身3年ぶりのメジャー自己ワーストタイ。抜群の制球力が武器の右腕にとっては苦しい投球内容となったが、2度の満塁のピンチを切り抜けるなど要所を締めた。

 マリナーズは終盤に追い上げられたものの7-6で競り勝ち、2連勝。岩隈は6勝目をマークした。この日は107球を投げ、ストライクは69球。防御率は4・22となった。試合後、粘投を見せた右腕に、マクレンドン監督も「今日は決して球の状態はよくなかったが、頑張って投げてくれた」と称えた。

 岩隈は今季序盤に故障者リスト(DL)入りするなど本調子ではなかったが、7月に復帰以降は6勝2敗。また8月は4勝1敗、防御率3・21と白星を積み上げている。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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