【U-18野球W杯】左膝違和感を訴えた清宮 要因は怪物ならではの驚異的な身体能力にあり!?
チェコ戦は途中交代、清宮の野球人生は故障との闘いの連続
まさかの光景だった。第27回U-18(18歳以下)ワールドカップに出場している高校日本代表の怪物ルーキー・清宮幸太郎が、8月31日のチェコ戦で故障により途中交代。公式戦では初めて試合途中に退く事態が起こった。
清宮は、2打席凡退した後の3回の守備からベンチに。交代のアナウンスが告げられると客席がざわついた。試合後、少し足をひきずるようにして現れた清宮は、左膝に違和感があったことを明かした。
「試合前の練習でキャッチボールをしている時に変な感じがあった。でも、大丈夫、大丈夫です」
努めて明るい表情で軽傷を強調したが、清宮の野球人生は故障との闘いの連続だった。その裏には、驚異的な運動能力を持つ怪物ならではの“ひずみ”が要因としてあったように思える。
調布シニア時代の中1冬に腰を疲労骨折。あまりにも速いスイングスピードに体がついてこられなくなったことが原因といわれる。この故障によって1年以上を棒に振り、苦しい中学時代を過ごした。