西武・森、プロ初の満塁弾にも…「中村さんと比べたらダメだと思います」
約2か月ぶりの一発に「乗っていけたらいい」
西武の森友哉捕手が1日、本拠地でのソフトバンク戦でプロ初の満塁ホームランを放った。8-1の6回に試合を決める豪快な一発。西武は13-3で首位ソフトバンクに快勝し、2連勝とした。
久々の感触だった。6回2死満塁。森は真ん中付近に入ってきた巽の初球の変化球をフルスイング。高々と舞い上がった打球が右翼席へ飛び込んだ。試合後のお立ちでは「栗山さんがいい形で繋いでくれたので、初球から思い切り振りやすい雰囲気を作っていただきました」と四球でつないだ栗山に感謝した。
6月26日の日本ハム戦以来、実に67日ぶりの今季14号。「なかなかホームランが出なかったので、すごく悔しいなっていう思いもありましたし、チームに貢献できなかったので、今日打てたのはうれしいです」。鬱憤を晴らす一発だった。
プロ20本目にして初の満塁弾。インタビュアーから、高校の先輩・中村が保持する16本の満塁弾という日本記録への第一歩と振られると「中村さんと比べたらダメだと思います」と苦笑い。もう1度質問を重ねられても「いや、ダメですね」と話した。
「乗っていけたらいいですし、チームも勝ち続ければいいかなと思います」
西武のキーマンが復活の狼煙を上げた。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count