【U-18野球W杯】試合開始2時間以上遅れも…秋田商・成田「気持ち切らさず」4回7K零封
生命線の制球力が冴え渡り7奪三振「低めに集めることができた」
第27回U-18(18歳以下)ワールドカップは1日、舞洲ベースボールスタジアムで日本とメキシコの試合が行われ、日本が12-0で勝利した。先発した成田翔(秋田商)が4回無失点7奪三振の好投を見せ、チームを勝利に導いた。
降雨の影響で、2時間15分遅れで試合開始。この日先発し、4回無失点7奪三振でメキシコ打線を抑えた成田は「時間が延びてしまったのですが、とにかく気持ちは切らさず、自分の投球をしようと思っていた」と条件の悪い登板にも動揺せずにマウンドに上がった。
今年の夏の甲子園で、秋田商を80年ぶりの8強に導いたエースは「右バッターに対するアウトコースのまっすぐが上手く決まったことで投球の幅が広がった」と、3回までパーフェクトで立ち上がった投球を振り返ると「低めに集めることができた」と持ち味を存分に出したことに胸を張った。
チームは全勝でスーパーラウンドへ進出する。左腕は「上に行くほど厳しい戦いが続くと思うが、自分のピッチングができるようにしっかり投げていきたい」と強豪国ひしめく次のステージでも好投することを宣言。「いつ任されてもいい状態を作って、自分のピッチングをできるように準備していきたい」と、世界一へ向け万全の体制で臨むことを誓っていた。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count