【U-18野球W杯】U18日本が全勝で決勝進出に王手! オコエ、韓国戦に「負けられない戦い」

カナダ撃破で無傷の6連勝、完投勝利の佐藤「ここまできたら世界一」

 U-18ワールドカップ(W杯)1次ラウンドA組首位突破を果たした高校日本代表が3日、スーパーラウンド(R)初戦でB組3位通過のカナダを5-2で破り、全勝で単独首位に立った。

 先発の佐藤世那投手(仙台育英)が9回を投げ抜き、5安打13奪三振2失点と力投。1次ラウンドで5連勝だった韓国がこの日、アメリカに敗れたため、日本は唯一開幕から6連勝となった。1次ラウンドでアメリカ、オーストラリアに勝利している日本はこれでスーパーR3勝0敗となり、4日の韓国戦(甲子園)に勝てば1位が確定。6日の決勝進出が決まる。

 初の世界一を目指すU-18日本の西谷監督はこの日、「1次ラウンドでアメリカ戦で好投した。初戦を取るか取らないかではこの後大きく変わる」と絶大な信頼を寄せる佐藤世那(仙台育英)を先発のマウンドに送った。右腕は2回に2四球と暴投で先制を許したもの、粘り強いピッチングで9回を投げ抜き、完投勝利。6月の大リーグのドラフトでマーリンズから1巡目指名を受けたカナダ主砲ネイラーからも2三振を奪った。

「フォークと真っ直ぐで押していけば打たれることはないと思って投げました」と振り返る佐藤は「ここまできたら世界一をとらないといけない」と宣言。快足と勝負強い打撃で勝利に貢献したオコエ瑠偉外野手(関東一)も韓国との決戦に向けて「同じアジアとして負けられない戦い」とし、「とにかく世界一を目指してがんばっていきたい」と力を込めた。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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