巨人・村田が値千金の決勝打 古巣ファンからブーイングも「本当に光栄」
「こうやって歓声をもらえるように毎日必死に頑張っているので」
巨人・村田修一内野手が4日のDeNA戦(横浜スタジアム)で、古巣ファンから強烈なブーイングを食らった。
同点の9回2死一、三塁。三上から勝ち越しの左前適時打を放ち、ヒーローインタビューに呼ばれた。ここで待っていたのが右翼スタンドのDeNAファンからの大ブーイング。さすがの大砲も、苦笑いを浮かべるしかなかった。
――9回に勝ち越し打。大歓声ですね。
「そうですね。こうやって、歓声をもらえるように毎日必死に頑張っているので。いまだに(ブーイングを)言ってもらえるのは、本当に光栄です」
――二転三転するゲームだった。どんな心境だったか?
「いい展開で、うちのペースでやっていたけど、投手の疲れもあると思う。打者も最後に頑張って、みんなでつないでくれたチャンス。必死に打席に入りましたし、食らいついていこうと打席に入りました」
――直前の大田の二ゴロを二塁・内村が失策。打席が回ってきた。
「初球のストライクから積極的にいこうと思ってましたし、甘い球も積極的にと思っていた。2ストライクに追い込まれていたので、なんとかしてバットに当てれば、何かが起こると思っていた。本当にいいところに飛んでくれて良かったです」
――終盤に調子を上げてきた。
「8月もずっと良くなってきた。9月も継続できている。なんとか逆転優勝できるように頑張っていきたいと思います」
――残り試合も少ない。
「みんな必死に戦っていますし、優勝という目標を持って、2月1日からユニホームを着ている。そういう意味では、そこを忘れないように最後の最後まで。最後の1試合残るまで必死に頑張りたいと思います」
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count