【U-18野球W杯】清宮、2年後に向けて再出発 「次の世界大会で悔しさ晴らしたい」
「1年生ながら入れていただいたので、次に渡さなければいけない」
一方で、解団式の後にはオコエに礼をすると見せかけて頭突きをするなど、国際大会を通じてチームメイトと打ち解けた様子。「最初はビッグネームの人ばかりで不安があったが、一緒に戦うと皆さん優しく接してくれましたし、優しい先輩ばかりでした」とこの日で解散となるチームヘの思いを口にした。
2年後の2017年にカナダで行われる次回大会にはチームで唯一参加資格を持つ。
「このメンバーでやることはないですが、次の世界大会で悔しさを晴らしたい。これから精進していかないと。1年生ながら(メンバーに)入れていただいたので、次に渡さなければいけない」
そう強い覚悟を見せた16歳。そのためには自身、早実でさらなる成長を遂げ、結果を残すことが必要だ。大きな経験、挫折を手土産にチームに戻り、どのようなプレーを見せるのか。まずは大黒柱の4番・加藤が抜けた新チームで再出発を図る。
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富樫重太●文 text by Shigeta Togashi