オリックス金子、検査で「異常なし」も筋肉機能低下…今季中の復帰は困難か
福良監督代行もエース不在覚悟、「来年に響いてもいけない」
エースの次回登板は来季になることが濃厚となった。
右肩の違和感を訴え2軍調整中のオリックス・金子千尋投手が7日、千葉県船橋市内の病院で2度目の検査を受けた。診断結果は1度目の検査と同じく「特に異常なし」。だが、肩の筋肉の機能が低下し、筋バランスが崩れていることを指摘され、今後は2軍でリハビリを中心に行っていくことになった。復帰時期は未定。
優勝の可能性がなく、クライマックスシリーズ進出もほぼ絶望的なだけに球団もこれ以上の無理はさせない方針だ。万が一、多少の無理を重ねて残り試合を投げ、来季以降に影響が出れば、チームも大ダメージを受けることになる。
福良監督代行も「こればっかりは本人の感覚。来年に響いてもいけない。色々、想定して二段構えで考えてやっていくしかない」と口にし、エース不在を覚悟している。
今季の金子は昨年オフに手術した右肘の回復が遅れ、内定していた開幕投手を辞退。復帰は5月中旬にずれ込み、ここまで15試合に登板し7勝6敗、防御率3・23。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count