リーグ連覇目前のソフトバンク 先発陣にかかる歴史的偉業とは
バンデンハークは無敗継続も「内弁慶」克服が課題
無敗記録を継続しているバンデンハークで、気になるのは、ホームとビジターで内容が大きく変わるところにある。
本拠地ヤフオクドームでは7試合で6勝0敗、防御率1・69。四死球もわずか7個しか与えていないのに対し、ビジターでは4試合で1勝0敗、防御率5・21。四死球は13個に跳ね上がる。
9日の日本ハム戦(札幌D)で先発予定の助っ人右腕。このまま水曜日でローテを回ることになると、16日のオリックス戦(京セラD)、23日の日本ハム戦(札幌D)とビジターの試合が3試合続く。「内弁慶」の克服が10勝到達へのヤマになりそうだ。
ソフトバンクで6投手が2桁に到達したのは、前身の南海時代の1956年と1963年の2度。球界全体を見渡しても、この南海の2回と、2005年のロッテ(渡辺15勝、小林12勝、セラフィニ11勝、久保、清水、小野10勝)と計3回しかない。2年連続のリーグ制覇とともに、史上4度目の快挙が達成されるかにも、注目だ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count