ヤ軍痛恨敗戦も、快投の田中将大に絶賛の声 「エース級のパフォーマンス」

まい夫人の妊娠公表後初の登板で好投も「ほぼ援護を受けられなかった」

 さらに、昨年6月17日のブルージェイズ戦以来となる448日ぶりの2ケタとなる圧巻の10奪三振を「TanaKKKKKKKKKKa」の見出しで表現した寸評では、日本人右腕の力投を絶賛。

「タナカは今夜、シーズン最多の10三振を奪い、オリオールズを6安打に抑えた。うち2安打は内野安打で四球は1。8回をきっちり、わずか104球で抑えた。レッドソックス相手に(打線が)12点を叩き出した前回登板や、9点の援護を受けたアトランタ・ブレーブス戦のようにはならず、彼は打線からほぼ援護を受けることができなかった。そして、1-1のままマウンドを去った」

 このように、ここ数試合で大量得点に援護されていた田中が、この日は見殺し状態になったと指摘。田中が5回の先頭打者デービスを四球で出すまでパーフェクトピッチングだったこともレポートしている。

 一方、地元紙「ニューヨーク・デイリーニュース」は「ヤンキースはマサヒロ・タナカの珠玉のピッチングを台無しにし、オリオールズに1-2で敗れる」と特集。ニューズデイ紙も「マサヒロ・タナカは好投したが、敗戦のヤンキースで援護を受けられず」との見出しで報じた。いずれも、好投の田中は不運にも見殺しにされたと伝えている。

 まい夫人の第一子妊娠公表後、初登板で快投を見せた田中は4試合ぶりにハイ・クオリティスタート(7回以上を投げ、自責2以内)を達成。防御率は3・57と向上した。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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