西武秋山、イチローに次ぐスピード達成へ 3安打で史上6人目200安打に王手!
サイクル安打との同時達成逃すも先頭打者弾含む3安打、中村が延長11回サヨナラ2ラン!
西武の秋山翔吾外野手が12日、本拠地での日本ハム戦で史上6人目のシーズン200安打に王手をかけた。今季14号の先頭打者弾を放つなど6打数3安打2打点と活躍。シーズン199安打として金字塔にあと1本と迫った。ここまで130試合を戦っており、13日のロッテ戦で到達すれば、1994年のイチローの122試合に次ぐ史上2番目のスピード記録となる。西武は延長11回に4番・中村剛也がサヨナラ弾を放ち9-8で勝利した。日本ハムは4連敗となった。
秋山は金字塔まであと4本として迎えた一戦に「1番・センター」で先発。ここ2試合でヒットがなかったが、初回、相手先発・中村の投じた4球目の132キロのストレートをバックスクリーン左へ運び、今季14号の先頭打者本塁打をマーク。球団通算8500本目のメモリアルアーチで波に乗った。
2回の第2打席は1死からライト前ヒット。4回には相手ショート・中島卓のエラーで出塁すると、2点を追う6回1死二塁の第4打席ではライトへタイムリー三塁打を放ち、猛打賞となった。
この時点でシーズン199安打とした秋山は二塁打が出れば、サイクル安打との同時達成だったが、8回1死走者なしの5打席目はショートライナー。さらに7-7で延長に突入した後の10回、2死一、二塁のサヨナラの場面で空振り三振に倒れた。西武は11回表に1点を勝ち越されたものの、その裏に中村が1死一塁からレフトスタンドへリーグトップの37号サヨナラ2ランを放ち、熱戦を制した。
秋山はこの日の200安打到達こそ逃したが、94年のイチロー、05年、10年の青木宣親、07年のラミレス、10年のマートン、10年の西岡剛に次ぐ史上6人目の偉業に王手。ここまでは134試合で達成したマートンのペースを上回っており、13日のロッテ戦で1本が出れば、イチローの122試合に次ぐスピード達成となる。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count