3強に迫る広島、5割復帰まで1勝! 自身5連勝の前田「投げる試合は全部勝つ」
中4日の登板に「とにかく気持ちで」リーグ単独トップの13勝目
広島が13日、敵地で阪神を完封リレーで下した。今季初の中4日での登板となった前田が7回2安打無失点の好投で、リーグ単独トップの13勝目(7敗)。3-0と勝利したチームは借金「1」とし、阪神とのゲーム差を2・5とした。
広島は2回、エルドレッドが2戦連発の16号先制ソロを放つと、6回にも1点を追加。9回2死二塁の場面では堂林がレフト前にタイムリーヒットを放ち、貴重な追加点を挙げた。投げては前田が4回まで無安打ピッチング。5回2死一、二塁のピンチも代打の坂をセンターフライに仕留めて無失点で切り抜けた。8回はヒース、9回は大瀬良が登板。最後は赤松の好守も飛び出し、阪神を零封した。
試合後、ヒーローインタビューに答えた前田は中4日の登板に「やっぱりいつもと調子は違いましたけど、とにかく気持ちで」と振り返り、5回のピンチについて「相手チームも勝負をかけてきた代打だと思うんで、カウントは悪くなりましたけど、とにかくゼロで終わることを考えて抑えていきました」と話した。
リーグ単独トップとなる13勝目には「チームの勝利につながってるので、勝ちをつけてもらってるし、いいピッチングもできてるんで素直にうれしい」。「チームを一つでも上の順位に上げられるように、とにかく投げる試合は全部勝つつもりで登板していきたい」と力を込めた。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count