主砲復帰で真の実力お披露目へ ヤクルト躍進の理由から見る今後への期待
日本記録保持者のバレンティンがいよいよ復帰へ
「昨年の小さいミスで落とした試合を拾えば、これぐらいの数字は補えると思っていた。昨年秋のキャンプから選手たちも成長しているし、今はしっかり戦えていると思います」
昨年まで経験を積んだ若い選手たちが、新しい指揮官のもとで自信を持ってやれているからこそ、今の好結果が生まれているのだ。
そして忘れてはならないのは、主砲のウラディミール・バレンティンが不在の中、戦っていたということ。そのバレンティンが18日の巨人戦(神宮)から出場できる可能性が高まってきた。
5か月もの間、実戦から離れており、本来の力を発揮できずにチームのバランスを崩す可能性も否定できない。だがシーズン60本塁打の日本記録を持つ助っ人の存在は、相手にとって脅威になるのは間違いない。
成長したチームとバレンティンの融合――。果たしてどんな化学変化を起こすのか。ようやく燕軍団の真の実力がお披露目される。
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count