際立つイチローの鉄人ぶり マ軍開幕ベンチ入り選手で唯一の「生き残り」に

「開幕時からDLやマイナー降格を経験していない唯一の選手は誰だ?」

 マイアミ・ヘラルドのクラーク・スペンサー記者は、自身のツイッターでレジェンドの鉄人ぶりについて、こう報告している。

「開幕時に(アクティブ)ロースター入りしていた野手で、DLやマイナー降格を経験していない唯一の選手は誰だ? 41歳のイチロー・スズキだ。彼は試合出場数でチーム1位となっている」

 チームの最多出場をキープしていたエチャバリアの出場数は、故障により130試合で一時ストップしている。一方で、メジャー最年長野手であるイチローは、終盤戦になって外野手のギレスピー、ディートリッチとのローテーションでスタメンから外れることはあるものの、11日から4試合連続で先発出場。136試合出場は現時点でチーム最多だ。

 14日のメッツ戦終了の時点で、打席数は393に。すでに昨年の385を上回っている。

 マーリンズと年俸200万ドル(約2億4200万円)の1年契約を結んでいるイチローは、300打席に立った時点で40万ドル(約4870万円)の「パフォーマンス・ボーナス」を手にできる契約を盛り込んでいた。さらに、300打席到達後は、50打席につき40万ドルのボーナスをそれぞれ手にできるため、すでに80万ドル(約9740万円)のボーナスを手にしている。そして、あと7打席で更に40万ドルのボーナスを手にすることになる。

 故障者続出に泣いたマーリンズの失意のシーズンで、次々とマイルストーンを打ち立てるレジェンドの鉄人ぶりは地元メディアを感嘆させている。
 
【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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