球団通算5000勝のオリ駿太、V献上の1年前を想起「悔しい気持ちあった」
先制打含む5打数3安打2打点「何とか勝てるように」
オリックスは15日、京セラドームで行われたソフトバンク戦に6-1で勝利した。先発ディクソンが6回1失点と好投すると、打線も駿太が先制打含む5打数3安打2打点の大暴れ。球団通算5000勝を快勝で飾った。
「何とか先制点を取りたいと思って強い気持ちに入りました。狙っていました。みんながすごくいい流れを作ってくれていたので、その流れに乗ることが出来ました」
お立ち台で駿太は2回2死二、三塁、ソフトバンク先発の東浜から放った先制の中前打をこう振り返った。
ホークスがM2で優勝がかかった一戦。昨年10月2日に優勝がかかった首位攻防戦で敗れ、目の前で胴上げを見せられた相手とあり、「悔しい気持ちがずっとあったので、この試合は勝ちたいと思って臨んだ。勝ててよかった」と1年前の屈辱を思い出しつつ、喜びを噛みしめた。
さらにこの勝利で球団通算5000勝に。6回1失点で9勝目(9敗)を挙げ、同じくお立ち台に上がったディクソンは「球団にとっても、ファンのみなさんにとっても、僕たちになっても大きな勝利」と球団史に残る1勝を喜ぶと、駿太も「とても光栄です」と記録達成の1勝に笑顔を浮かべた。
投打がかみ合い快勝を収めたオリックス。明日16日もソフトバンクの優勝を阻止するつもりだ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count