日本ハム斎藤佑、ホークスV阻む力投! 6回1失点で352日ぶり白星
1軍昇格即力投、「投げ切れたことも自信になると思う」
日本ハムの斎藤佑樹投手が16日のロッテ戦(QVCマリン)に先発し、今季初勝利を挙げた。この日敗れれば、ソフトバンクのリーグ連覇の可能性もあった一戦で6回1失点と力投。救援陣もリードを守り切り、4-2で勝利した。試合前の時点で優勝マジックを「2」としていたソフトバンクはオリックスに2-0で勝利。しかし、日本ハムがロッテに競り勝ったため、この日のホークスVは実現しなかった。
打たせて取る斎藤らしい投球だった。初回は1死から加藤に右前打を許したが、続く今江をフォークで三ゴロ併殺打。3回は9番・吉田を四球で歩かせたが、荻野を左飛、加藤を遊ゴロに打ち取った。
4回は2死一、二塁から鈴木の左前適時打で1点を返されたものの、続く早大後輩にあたる中村を三ゴロに打ち取った。5回は2死から加藤に右前打を許したが、今江を三ゴロに仕留めた。
最速142キロの直球、決め球のフォークをリズム良く投げ、6回77球、2四球、5安打1失点。昨年9月29日の西武戦(札幌ドーム)以来、352日ぶりの勝ち星をつかんだ。
斎藤は「調子は良くなかったんですけど、バックに守られながら、6回を投げきることが出来ました。投げ切れたことも自信になると思いますし、今日は早い回に打線の援護があった。野手の皆さんに感謝したいです」とコメントした。
斎藤は2敗目を喫した8月22日のオリックス戦(東京ドーム)以来の1軍登板。試合前まで、今季は中継ぎを含め10試合登板で0勝2敗、防御率6・53だった。クライマックスシリーズでの先発枠入りへ、大きくアピールする投球となった。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count