2週間ぶり登板のDeNA山崎康が復調の35S 「本当に迷惑をかけました」
福留を150キロ直球で空振り三振、蘇った速球で三者凡退
DeNAの山崎康晃投手が18日、本拠地での阪神戦で、1点リードの最終回に登板。1回を2奪三振含む三者凡退で締め、チームを3-2の勝利に導いた。自身の新人記録を更新する35セーブ目。ここ5試合で5失点。前回登板の9月4日巨人戦では、0回1/3を2失点で初のセーブ機会失敗となり、休養期間を与えられていたが、この日は横浜の地で復活の投球を見せた。
「休養のこともあったので、チームの皆様にも本当に迷惑をかけました。2週間、何も出来なかった自分に腹が立ったこともありましたし、いい1日になりました」
若き守護神はお立ち台で、9月2日の阪神戦以来の35セーブ目に安堵の表情を浮かべた。
登板したのは1点リードの最終回、久々のリリーフカーに乗っての登場にスタンドが沸くと、先頭の4番福留を低めの球威十分の150キロで空振り三振に仕留めた。さらにゴメスも三振に切って取ると、今成も二ゴロに打ち取り無失点。本来の球威を取り戻した右腕は、阪神の主軸を完璧に抑え、復活の登板を果たした。
「なかなか戦力としてチームの役に立てなかったので、最後のハイタッチは気持ちよかったです」
最後まで休養した期間の悔しさを滲ませていた23歳。残り試合は少ないが、「僕がマウンド立つ時には必ずいい状況、いいマウンドの準備をしっかりして、チームの勝利に貢献したい」と、万全の状態でセーブを積み重ねることを誓っていた。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count