楽天・則本が9勝、大谷抜きトップ191K 守護神・松井裕は球団史上初の30S

則本は8回1安打無失点の快投、松井裕も3者凡退締めで完封リレー

 楽天の則本昂大投手が20日、本拠地でのオリックス戦で8回1安打無失点と好投し、9勝目(11敗)を挙げた。8三振を奪い、シーズン191Kとして再び大谷(日本ハム、184)を抜いてリーグトップに浮上。2年連続となる奪三振王に順調に数字を積み上げている。9回は守護神・松井裕樹が好投し、球団史上初のシーズン30セーブをマークした。

 則本は初回、先頭の駿太、3番糸井から空振り三振を奪うなど、3者凡退でスタートを切る。その裏に楽天が2点を先制すると、2回もT-岡田を空振り三振に仕留めるなど3人で片付ける。3回は三振を取れなかったものの、3者凡退に仕留めた。

 4回は再び駿太、糸井を空振り三振に打ち取るなど3者凡退。5回は小谷野からこの日6つ目の三振を奪い、走者を出さない。この回までパーフェクトの快投が続いた。

 6回、則本は先頭の川端にスライダーを捉えられ、左中間を破る三塁打を浴びる。この試合初めての走者を出した。しかし、ここから凄みを見せる。縞田を遊ゴロに打ち取ると、伊藤は一邪飛で2アウト。最後は代打ヘルマンを内角高めへの直球で空振り三振に仕留めた。

 7回は1死一塁でT-岡田から空振り三振。その後、2死二塁とされるも、小谷野を三ゴロに打ち取る。8回は1死から藤田のエラーで走者を出し、2死から伊藤に四球を与えて一、二塁とされるも、ヘルマンをライトフライに打ち取り無失点で切り抜けた。

 球数が115球に達した則本は、ここでお役御免。9回は守護神・松井裕がマウンドに上がり、3者凡退の快投で球団史上初のシーズン30セーブ目を挙げた。

 楽天は2-0で勝利。エース則本が快投で9勝目を挙げ、守護神・松井裕が締める完封リレーでファンを沸かせた。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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