日ハム、5連勝で2位確定　増井が2回零封で37S「絶対に勝って終わろうと」

6回に5点差逆転の猛攻、口火切った谷口「ファイターズらしい攻撃できた」

　日本ハムが本拠地での西武戦で大逆転勝利を収め、5連勝で2位を確定させた。5点を追う6回に谷口のチーム初ヒットから6安打7得点の猛攻で逆転。守護神・増井が2イニングを無失点に抑える快投で37セーブ目を挙げ、9－7で勝利した。

　試合の流れを変えるヒットを放った谷口は試合後、逆転3ランのレアード、そして増井と3人でお立ち台に。「とても良い攻撃になったと思います。ファイターズらしい攻撃ができた」と自らが口火を切った6回の猛攻を振り返った。

　また、1点差と迫ってから逆転の31号3ランを放ったレアードも「とにかく強い打球を打とうと思ったし、あの場面でああいう結果になって本当に最高の気分です。ちょっと打球が高いと思いましたけど、入ってくれと思っていました」と笑顔。勝利への執念が実った攻撃だった。

　そして、そのリードを死守したのが増井だ。8回に4番手の白村が1死も取れずに2点を失うと、無死一、二塁となおもピンチの場面でマウンドへ。浅村、大崎を空振り三振に仕留めた後に炭谷に四球を与えたものの、最後は外崎をライトフライに仕留め、見事に火消した。

　イニングまたぎの登板となった9回は1死一、二塁とされながら、森を空振り三振、メヒアは中飛に仕留めてゲームセット。2イニングを無失点に抑え、チームを勝利に導くと、試合後には「疲れましたけど、よかったです」と汗を拭った。