広島、下位相手に痛恨3連敗 緒方監督「全て指揮を執っている自分の責任」
連続1ケタ安打はストップも…「落としたのは非常に大きい」
広島は20日、マツダスタジアムで行われたDeNA戦に4-6で敗れた。上位進出へ勝負のかかった12連戦で、下位チーム相手に3連敗となり、クライマックスシリーズ(CS)出場圏内がまた遠のいた。
打線が連続1ケタ安打のワースト記録(25試合)をストップする11安打を記録し、終盤までリードする展開だったが、リリーフ陣が打たれ、痛い逆転負けとなった。先発の福井は6回2失点で降板。味方打線の援護で、プロ初の2ケタ勝利となる10勝目の権利を持ってマウンドを降りた。
しかし、2番手のヒースが3連打で失点し、8回にはイニングまたぎとなった大瀬良が逆転を許した。大瀬良は「準備はしていたが、ボールがシュート回転していたのは自分でも分かっていた。コントロールを重視して投げたが、修正しきれなかった」と肩を落とした。
緒方監督は「救援陣がどうこうではなく、攻撃で流れを持ってこられなかったし、守りでも踏ん張りきれなかった」と、波に乗り切れないチームを憂いた。
「今日の試合を落としたのは非常に痛い」と繰り返し、「選手は集中力を持ってやっているが、攻守でミスが続いた。全て指揮を執っている自分の責任です」と力なく語り、会見を切り上げた。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count