巨人快勝、またもヤクルトのマジック点灯阻止 菅野快投で3年連続2桁勝利
阪神との直接対決制し2位浮上、坂本が先制打、小林&長野がタイムリーで追加点
巨人は22日、本拠地での阪神戦に3-0で勝利し、2連勝で2位に浮上した。先発の菅野が7回3安打無失点と好投し、8月20日以来の10勝目(10敗)。デビューから3年連続の2桁勝利とした。6回に坂本が先制打を放つと、7回には小林がタイムリーで貴重な追加点をもたらした。8回も長野の適時三塁打が飛び出して快勝。巨人が阪神に敗れ、ナイターで首位ヤクルトが引き分け以上ならばマジック8が点灯するところだったが、この日も阻止。逆転優勝へ、大きな1勝となった。
初回、菅野は鳥谷を遊ゴロ、今成を空振り三振、マートンを右飛と3者凡退に仕留める。一方、阪神の先発・岩崎も立岡を二飛、片岡を遊飛、坂本を二飛と、こちらも3者凡退の立ち上がりとなった。
2回、阪神は菅野から1本のヒットと2死球で1死満塁のチャンスを作る。しかし、大和、岩崎は連続空振り三振に倒れ、得点を奪えなかった。
一方、巨人は3回に先頭の岡本が、チーム初ヒットとなるショートへの内野安打を放つ。小林は死球で無死一、二塁とするも、菅野はバント失敗。立岡、片岡も倒れ、こちらも無得点に終わった。
4回、阪神は福留の四球、藤井のヒットで2死一、二塁とするお、大和はニゴロでまたも無得点。巨人・菅野は踏ん張り、得点を与えない。
すると、6回、巨人は立岡がショートへの内野安打で出塁し、片岡が送りバントを成功させて1死二塁のチャンスを作る。ここで坂本がレフトフェンス直撃のタイムリー二塁打。主砲の一打で均衡を破った。
さらに、7回には先頭の大田がレフト前ヒットで出塁。その後、1死二塁として小林が左中間へのタイムリーツーベースを放ち、貴重な追加点をもたらした。
菅野は5回は3者凡退、6回も無失点と気迫の投球を続ける。7回は藤井を三ゴロに仕留め、大和、代打・新井を連続空振り三振で3者凡退。この回限りでマウンドを降り、救援陣に託した。
8回は山口が3者凡退に抑えると、その裏に長野がタイムリースリーベースを放ち、3点目を奪取。9回は澤村が抑え、巨人は3-0で勝利。ゲーム差なしだった阪神を破り、2位に浮上。ヤクルト追撃へ、大きな1勝を掴んだ。
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count