軽症強調も…田中将大に意外なリスク 太もも裏負傷で肘に負担がかかる?

チームの浮沈を左右する田中のコンディション、「張りを確認しながらの起用になる」

 田中は昨年7月に右肘靭帯部分断裂で約2か月半、離脱した。今年も4月に右手首と前腕部の痛みで故障者リスト入りしている。右足の故障再発のリスクのみならず、 軸足の状況が完璧でなければ、古傷に影響を与える可能性もある。

 今季、スプリングキャンプから終盤戦まで球数や登板間隔を徹底的にコントロールして、田中を大事に起用してきたヤンキース首脳陣にとっては、エースのコンディションの見極めは今季のチームの浮沈を左右する判断となるかもしれない。

「超音波治療、マッサージ、鍼治療も有効です。ある程度ボールを投げて、足の張りをしっかりと確認しながらの起用になるのではないでしょうか」

 新盛院長はこう話す。キャッチボールをすでに再開しているという田中だが、軸足の痛みをしっかり完治させて、プレーオフの舞台で圧巻のピッチングを披露することに期待したい。

■新盛淳司
(しんもり・じゅんじ)入船しんもり鍼灸整骨院、今川しんもり整骨院、クローバー鍼灸整骨院代表。柔道整復師、鍼灸師の資格を持ち、関節ニュートラル整体普及協会会員。デフ(ろう者)フットサル女子日本代表トレーナー。サッカー元日本代表MF中村俊輔をセルティック時代から支える。ブリオベッカ浦安チーフトレーナーも務める。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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