巨人坂本が貴重な決勝打で2位浮上 逆転Vへ「これからだと思ってるので」
フェンス直撃の先制タイムリー、「ああいう場面でもっともっと結果を」
巨人の坂本勇人内野手が22日、本拠地での阪神戦で値千金の決勝打を放った。両チームの無得点で迎えた6回、1死二塁のチャンスで相手先発・岩崎からレフトフェンス直撃のタイムリー二塁打。均衡を破り、3-0での勝利に導いた。
試合後のお立ち台では「それまで全然内容の悪いバッティングだったので、ああいう場面でいい打撃ができてよかったです」とホッとした表情を浮かべた。力投していた菅野に待望の援護点をもたらす一打。「バッテリーがすごく頑張ってたんで、なんとかまず先制点という気持ちで、片岡さんもいい形で繋いでくれたんで、還せて良かったです」とうなずいた。
20日の中日戦では、3三振を喫した。チームは0-5で痛恨の敗戦。悔しい思いをしていただけに「なかなかバッティングの状態は上がってこないですけど、残り試合少ない中で、今日みたいな、ああいう場面で結果をもっともっと出していきたいと思います」と責任感を漂わせた。
「グラウンドで戦っている選手は、ファンのみなさんの声援が1番、力になります。僕たち選手もこれからだと思っているので、一緒に優勝目指して頑張りましょう」
最後には力強くファンに呼びかけた坂本。阪神を破り、2位に浮上。ヤクルト追撃へ、大きな1勝となった。リーグ4連覇へ、最終局面で主将の力が必ず必要となる。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count